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ズッキーニのグラタン


3月17日から始まった外出制限、あっというまに2週間たちました。

パートナーが週に1回お買いものに行ってくれたので、わたしは一度も外に出る必要がありませんでした。

ストレスもなく、わたしはほんとうに家にいて平気なタイプなんだな、と実感しました。

当初から誰もが予想していたとおり、外出制限は延長されてまだまだ続きます。

たとえばお料理していて、あれがあったら良かったな、というちょっとした不便がある程度で、毎日穏やかに暮らしていられるわたしは本当に運がいいなと思います。


うちのフランス人は、午後になるとそれはそれは嬉しそうに太陽を浴びながら仕事をしています。

気分がいいと上半身裸になってめいっぱい浴びている。

(紫外線は肌の敵、の典型的日本人のわたしと真逆)

在宅勤務、もう最高だそうです。

彼もストレスをあまり感じることなく過ごしていたらいいな、と思います。

ふたり一緒にいるいつもの週末とおなじリズムで、遅めの朝ごはん、午後に紅茶と何か甘いもの、そして夜ごはん、という毎日。

ふたりそろって野菜好きなので、野菜料理が多いです。

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courgette クルジェット (ズッキーニ) のグラタン

フランスのズッキーニは巨大で、小さめのものでも300gくらいあります。

それを3本ひたすらスライス。

フヌイユ、ポワロー、たまねぎ、にんじんなど端っこ野菜をいろいろ混ぜてつくったトマトソースと、こんな感じで4段重ねました。

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オーブンで柔らかくとろりと焼けたズッキーニは、シンプルながらほんとうにおいしいですね。







# by latinparis | 2020-03-30 22:22 | たべもの | Comments(0)

ガリゲットのタルト


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細ながく、すらりとした gariguette ガリゲット

春を告げるフランス産のいちごです。

マルシェがなくなったので (とても悲しい...) スーパーのものですが、ガリゲットらしくさわやかな酸味があって中まであかく、おいしかったです。

そのまま食べるのはもちろん、わたしはタルトにするのも好きです。

クレームパティシエールを作って、マスカルポーネを混ぜてみたらいちごにぴったりの軽いクリームになりました。







# by latinparis | 2020-03-29 00:58 | たべもの | Comments(1)


お料理するのが好きだけれど、手を出さない分野がありました。

パンです。

わたしが今フランスに住んでいるからか、それは職人さんのテリトリーな気がして。

料理やお菓子と違い、家庭料理という枠が入りこめない領域、と何となく思いこんでいます。

おいしいパンをつくるフランスの職人さんを、わたしはとても尊敬しています。

1ユーロちょっとでとびっきりのバゲットやクロワッサン、数ユーロで素晴らしいカンパーニュが買えるこの国で、パン作りなんて手を出すもんじゃない、と思っていました。

問題は、これら3つのパン、わたしのお気に入りのパン屋がそれぞれ別で、どこもうちから「至近距離のパン屋」ではないこと。

外出禁止になってから買いに行けなくなりました。


パンたべたーい。

つくっちゃおうかな、時間もあるし...


フランスの職人さんが絶対につくらない、日本ふうの食パンなら、彼らのテリトリーに侵入したことにはなるまい、とじぶんに言い訳。

(スーパーで pain de mie パンドゥミ という似たものを売っていますが、パッサパサの別ものだそうです、食べたことないけど)

日本語で食パンのつくりかたを検索し、なぜ生地がいつまでもべったべたなんだろう、これでいいのか...と疑問に思いつつ冷蔵庫にひと晩放置し、食パンの型などないのでケーキの型につめこんで焼きました。


「小麦の味」が分からない_e0413881_19180914.jpg

見ためはともかく、ふわふわで、日本で食べたパンはこんな感じだった気がする。

パートナーは、「甘くないブリオッシュだ、おいしい!」と喜んでおりました。

比較対象がない日本のパンにしてよかった...

でもやっぱり、おいしいバゲットが恋しいです。


ところで。

パンのおいしさを表現するとき、決まって「小麦の味が強い」とか「小麦の香りがする」というのを見ます。

わたしは、これがさっぱり分からない。

小麦の味って??

小麦粉は無味無臭のはず...

こういう表現を見るたび、ケホっとむせる気がするわたしは情緒がないのでしょうか。

あれは、材料が混ざりあって化学変化を起こした結果「焼けたパン」のおいしい匂いだと思うのですが...

フランスで、小麦の味がするなんて聞いたことない気がします。










# by latinparis | 2020-03-27 19:17 | たべもの | Comments(2)

キャラメルのつくりかた


キャラメルのつくりかた_e0413881_19431154.jpg

キャラメルが大好き。

つくるのも好きですが、1時間くらいそばを離れられないので、心と時間に余裕があるときに。

そういう意味でも、キャラメルをつくっている時間は、わたしはとっても幸せだなあと思うのです。


つくりかたはとても簡単。

材料は2つ、お砂糖とクリームだけです。

フランスの液体生クリームは380cc入り、それに対してわたしはお砂糖150gつかいます。

お砂糖をキャラメリゼしたら、クリームを一気に注ぎ、あとは焦げないようにかき混ぜながら煮るだけです。

わたしは強火でぶくぶく煮たて続け、水分が減ってきたら弱火にしています。

1時間くらい、考えごとでもしながら部屋じゅうに漂う甘い香りを楽しめる人向けの作業ですね。

ぎりぎり形を保てる柔らかさにするため、どこで火を止めるかいつも迷います。

プロの人は温度計を使うのでしょうが、そんなもの無いので勘で。

キャラメルのつくりかた_e0413881_19425113.jpg

このくらいの煮え加減で、口に入れたとたん、舌のうえで柔らかく溶けていくキャラメルになります。

わたしはミルキーな感じで色も薄めのほうが好みなので、最初のお砂糖のキャラメリゼは控えめにしています。

クリームを注いで煮始めたときの色が、ミルクティー色くらい。

最初から濃いキャラメル色だと、煮詰まるうちにもっと濃くなって少し苦くなるので、そのへんは好みですね。

室温に置いておくと溶けてくるので、すぐに食べないぶんは冷蔵庫に入れたほうが安心です。

ふとしたときにつまめる、ひと粒の甘い幸せ。


そういえば、パートナーの彼にとってわたしの最初の手料理は、このキャラメルでした。

料理じゃないけれど。







# by latinparis | 2020-03-26 19:42 | たべもの | Comments(0)

秋冬のスープ


秋から冬のあいだ、ほぼ毎日スープが食べられるように何かしらつくっていました。

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黄色いかぶのスープ。

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Boule d'or という、日本語に直訳するのをためらう名前ですが、とてもおいしいかぶです。


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Topinambour トピナンブール のスープ。

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Panais パネ のスープも週に1回はつくっていました。


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栗とポワローと洋梨のスープ。

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蒸した栗を真空パックしたものが売られていて、便利でけっこうおいしい。

缶詰めになっている水煮の栗もあるけれど、わたしはあんまり好みの味じゃないなと思いました。


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そして、頻繁につくっていたのが、いろいろな野菜をとりまぜた塩味のスープ。

ポワロー、にんじん、セロリ、きのこ、かぶ、フヌイユ、ズッキーニなど、そのときあるものをどっさり。

トリの骨でとったブイヨンがたくさんの野菜と合わさって深い味わいで、いちばん好きなスープです。

ホロホロ鳥の骨でとったブイヨンは、ひときわおいしくなる気がします。

そろそろ春のスープをつくりたいな、と思っていたら、とうとうマルシェまで禁止になりました。

特にストレスを感じることなく引きこもっているわたしも、さすがにちょっとショック。





# by latinparis | 2020-03-26 00:40 | たべもの | Comments(0)